【ヨガ用語】オームとは何か?なぜヨギーはオームを唱えるのか?
なぜ、ヨガでオームを唱えるのでしょうか?
そもそもオームとは何のことなのか。
ヨガにおいて、オームは重要な位置づけにあることです。
言葉だけ聞いてもなかなか意味がわからないと思いますが、本記事では簡潔に説明したいと思います。
ヨガにおけるオームとは?
サンスクリット語の記号・音であるオームは、英語の「Om」に該当し、ヨガやヒンドゥー教において最も重要な記号・瞑想のひとつです。
これは伝統的に宇宙の音と呼ばれる神聖な音節で、宇宙の神聖なエネルギーを表しています。
オームは宇宙の創造力と破壊力の両方を表し、ヒンドゥー教の祈りと礼拝で最も重要な音節です。
またオームとは、ヒンドゥー教や仏教の文化圏で、宇宙のエネルギーを表現するためにも使われる言葉です。
不思議な力があると信じられており、内面と外面の平和をもたらすことができるとされています。
オームを唱えることは、心を集中させ気づきをもたらすことができるため、ヨガでよく行われる練習方法です。
オームの語源
オームの語源はサンスクリット語の語根「au」で、「集まる」という意味である。
ヒンドゥー教では、オームはすべての生き物のつながりを体現する聖なる音とされています。
オームは宇宙創成の原音とされ、世界中に響き渡ると信じられています。
オームを唱える意味
オームを唱えることはヒンドゥー教徒にとって、ブラフマンの神聖なエネルギーを敬い、それとつながることを意味にします。
オームを唱えると、精神的、肉体的な自己と霊的な自己を結びつける振動と見なされます。
ポジティブなエネルギーを生み出し、ネガティブなエネルギーを心身から取り除き、調和、平和、バランスをもたらすと言われています。
※ブラフマンとは、ヒンドゥー教やインド哲学における宇宙の根理。
ヨガのオウムの基本
ヨガにおいて、オームはしばしば静寂と集中の状態を作り出すために使われます。
ヨガの練習では、瞑想の前や始めにオームを唱えて、心身を調和させ集中させることがあります。
また、身体のエネルギーや感情をクリアにして、穏やかな心の状態を作り出すためにも使われます。
オーム(Om)は、インドの宗教と文化において大きな意味を持つ、神聖で古代のシンボルでもある。
創造の音であり、宇宙、宇宙のサイクル、万物に存在する神聖な生命力を表している。
ヨガにおいてオームは神を敬い、神に近づくために唱えられているのです。
また、意識と集中力を高め、瞑想状態に入るための道具としても使われます。
オームに適した環境
オームを唱えるのに適した環境を見つけるということでは、平和で静かな雰囲気を作ることが重要です。
薄暗い照明や穏やかな音楽は、それを実現するのに有効です。
また、新鮮な植物、水晶、お香など、自然の要素を取り入れるのもよいでしょう。
オウムは大声で唱えることが重要です。オウムの波動は精神を集中させるだけでなく、体を癒す効果もあります。
オームの注意点
オームを唱え始める前に、いくつかの注意事項を確認することが大切です。
初心者の方は、経験豊富な先生と一緒にオウムを練習するのが一番です。
また、唱えるときに力を入れすぎていないか確認することも大切です。簡単で落ち着く感じでなければなりません。
もし、不快に感じ始めたら、中断して休憩を取りましょう。
オームのやり方
上記の注意事項を守ったら、オームを唱え始める準備が整いました。
オウムは神聖なものであり、敬意をもって扱われるべきものであることを心に留めておくことが重要です。
まず、立位か座位で楽な姿勢をとり、目を閉じます。
数回深呼吸をし、目を閉じたままゆっくりと「オーム」と唱え始めます。
自分の声の響きに意識を集中させるようにします。
落ち着いてリラックスしていると感じるまで、唱え続けてください。
オームのまとめ
オームはヨガとヒンドゥー教の強力なシンボルです。
オームを唱えることで、宇宙の神聖なエネルギーとつながり、平和、バランス、調和を内側に作り出すことができます。
オームについて学んだばかりの人も、ヨガの経験豊かな人も、オウムを唱えることは、リラックスして自分自身を中心に置くための素晴らしい方法となるでしょう。
オームを唱えることは、多くのヨガの練習で重要な役割を担っています。
心を集中させ、万物に存在する神聖なエネルギーを呼び起こすための強力なツールです。
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