【断酒方法】ソバーキュリアスは本質を知ることで環境が整う?

【断酒方法】求める本質を知ることが1番の環境整備だった?

断酒方法を知りたい。断酒をはじめてみたのはいいが、

自分の意思で断酒をするのも、中々難しい…

断酒をスタートさせたもののスリップ。その度に打ちひしがれる自己嫌悪。

そんな悩みをもつあなたのために、断酒方法と整えたい環境に関して記事を書いていきたいと思う。

 

我慢は危険?

冒頭にもある通り、断酒をはじめたがお酒を飲みたい…

あんなに決意したのに誘惑に負けてしまった…など、我慢を強いられることがよくあるかと思いますが、

個人的には、我慢することは危険だと感じます。

なぜなら、我慢をして抑圧することは、『自粛疲れ』に繋がるからです。このコロナ禍においても、コロナうつが急増したという情報もあります。

脳科学的にも、特に欲求を抑えたり感情を我慢したり、心から発信されるサインを抑え込むと、一気にその疲れが爆発しやすいそうです。

(※アメリカの脳科学の研究でも言われていること)

つまりなにが言いたいのかと言うと、我慢をしている状態というのは…

『断酒のために断酒をしている』状態になっていないか?ということ

我慢とは、少し話が逸れますが例えをひとつ。

掃除の話。掃除をする際に『掃除をするために掃除をする』だと、いつもの流れでいつものやっている数箇所を終わらせる。それがゴールになると、知らぬ間に掃除の本質からズレてしまいます。

本来のゴールや目的は、『綺麗にするということ』だと思います。

これは断酒にもあてはまることで、いつしか目的がズレていってしまう。『断酒のために断酒をする』だと、断酒の連続記録を達成するという、死ぬまで終わりのないゴールになってしまう。私はそう感じてしまいます。

なぜ断酒をするのかということを、自分に正直になって、自分に問いかけることが重要というわけです。

これは、ソバーキュリアスという前向きな考え方です。

共用や推進をしてるわけではない。断酒や飲みたくなるきっかけや思い出は千差万別で、断酒の手段や方法もそれぞれ合うものを選べばいい。あくまでひとつの考え方ということです。

 

自分に正直になるということ

前述の通り、なぜ断酒をするのか?

自分に正直になって、自分に問いかける

お酒に対して、自分に対して、感じる疑問をひとつずつ正直に答えていく。その答えがあなたにとって、最善な選択というわけです。

例えば、

・これを飲むとどうなる?(気分がよくなるのか・楽しくなるのか・なにが変わるのか)

・飲もうと思った理由は?(心理的・社会的・肉体的にどんな理由でそう思ったのか)

・過去に飲んだときはどうだった?

などです。ここで重要な心理的な話があります。

『人間は、過去の出来事を肯定的に思い出す傾向にある。それに伴う否定的な感情や体験は除外される』

(※ユーフォリク・リコールという心理学用語)

参考文献:著書 飲まない生き方 ソバーキュリアス

 

つまりそれらの問いかけにおいて、楽しい部分だけ思い出すのは自分に嘘をついているということ。

これがここで伝えたい、自分に正直になることというわけです。

なぜ断酒をするのか。

酔う一時的な楽しさよりも、二日酔いの辛さと自己嫌悪の方が勝るのでは?

 

完璧よりも最善を目指す

断酒をはじめる際に、自分と向き合った私の話ですが。

結局のところ現実からただ逃げたい、弱い人間だった。だから一時的な逃げ場としてお酒に頼り、いつしかアルコールがパートナーになっていた。

シラフで向き合い自分に正直になると、自分は弱い人間だったことに気付きます。弱い人間なので、完璧を目指すのは辛い…でも今できる最善(ベスト)を尽くすことはできる。

私自身も、一生涯飲まないのか?と問われると少しグレーな部分があるのが、正直なところです。

ですが、自分の中のベストな選択を続けることで自然と、飲まない生き方になっていく。今はそう考えています。

偽らず、隠さず、恥じずに生きていくことで、大事なことは何なのかという気づきに出会える。

ここまで断酒してきてそう感じます。

 

最後に偉人の名言を残します。

『同じ頭で考えていたら、問題は永遠に解決しない』

引用:アインシュタイン

 

飲むとどうなるのか。断酒をつづけるとどうなるのか。

自分に正直になって向き合い、考え方を変えるタイミングは今なのかもしれない。

 

最後になりますが、

自分に正直になり求める本質を知ることが、1番重要な断酒の環境整備というわけです。