断捨離で服を余計に捨てすぎるデメリットと知っておきたいこと

断捨離で服を余計に捨てすぎるデメリットと知っておきたいこと

「断捨離」は、身の回りの物を整理し、部屋と心を整えるための方法として広く知られています。

 

しかし、服を余計に捨てすぎることによって生じるデメリットや後悔についても注意が必要です。

 

本記事では、断捨離で服を過度に捨てることがもたらすデメリットと、知っておくべきポイントを解説します。

 

筆者は、約10年間アパレル業界で仕事をしていましたが、考えが大きく代わりミニマリストになった実際の経験から、服の断捨離について思慮深く解説します。

 

断捨離で服を捨てすぎることで起こりうるデメリット

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出典:Pexels

 

「断捨離」は、物を整理し心を整えるための方法として有益ですが、服を捨てすぎることによって生じるデメリットも忘れてはなりません。

 

本項では、断捨離で服を過剰に捨てることがもたらすデメリットについて解説していきます。

 

  • 思い出や感情的な後悔
  • 不便など実用的な後悔
  • 結局買い足して無駄に

 

思い出や感情的な後悔

断捨離で服を捨てすぎることのデメリットは、思い出や感情的な後悔が生じる可能性があることです。

 

大切な服や特別なイベントで着た服など、服には個々の思い出がそれぞれ詰まっています。

 

勢い任せで捨てると、その服に関連する貴重な思い出や感情的な結びつきを失ってしまうかもしれません。

 

大切な場面などでその服が必要になったときには、過去の決断を後悔することにもつながります。

 

このような感情的な影響は、断捨離の目的である整理整頓とは異なり、心理的な負担を引き起こすことがあります。

 

不便など実用的な後悔

断捨離で服を捨てすぎると、不便になるなど実用的な後悔が生じる可能性もあります。

 

深く考えずに服を処分すると、後になって、その服の利便性や実用性に気づくこともあるでしょう。

 

特定のイベントや季節行事など、自分のライフスタイルや行動も視野にいれて、断捨離をする必要もあります。

 

このような実用的な部分の後悔は、不便さや無駄な出費といった形で現れ、断捨離が本来持つはずの効果を逆転させることもあるのです。

 

結局買い足して無駄に

断捨離で服を捨てすぎると、後で必要な服がなくなり、結局は新たな服を買い足す無駄が生じることもあります。

 

これは、本来の整理整頓の目的とは逆効果であり、無駄な出費や資源の浪費につながってしまいます。

 

予め決めておく基準が大事で、必要なアイテムと不必要なアイテムを見極めるための、最初の準備が重要です。(ポイントは後術)

 

断捨離は、時に勢い任せで行動を起こすことも大事ですが、並行して後悔しないための準備や思慮深さも必要なのです。

 

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服を捨てすぎないために知っておきたいこと

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出典:Pexels

 

「断捨離」する際には、服を捨てすぎないためには、事前に考えておくことがあります。

 

本項では、服を整理する際に知っておきたいポイントについて解説していきます。

 

  • まずは丁寧に基準を決める
  • 思い出や感情への対策方法
  • 一旦様子見する分類も作る
  • 実用的で普遍的な物は残す
  • 断捨離は自己啓発のツール

 

 

まずは丁寧に基準を決める

服を捨てすぎないためには、まずはじめに、基準をしっかりと決めることが重要です。

 

自分の今後のライフスタイルや必要性を想像し、必要なアイテムと不要なアイテムを明確に区別します。

 

例えば、仕事や趣味、季節や行事に応じて必要な服の種類や数量を考慮し、それに基づいて服を整理します。

 

また、不良や汚れのある服や1年以上着ていない服など、具体的な基準を設定することも有効です。

 

これにより、冷静な判断が可能になり、感情的な結びつきに左右されずに服を整理することができるでしょう。

 

あわせて読みたい→服の断捨離をするなら基準をもつべき!何を残すべきなのかを解説

 

思い出や感情への対策方法

服を捨てる際に後悔しないように、思い出や感情的な結びつきに対処する方法はいくつかあります。

 

まず、捨てる前にその服にまつわる思い出を振り返りましょう。

 

次に、思い出を形に残すために最後に着て出かけたり、着た写真を撮ることを推奨します。

 

写真を撮ることで、その服に関する記録を残し、感情的な結びつきや思い出を保管することができます。

 

また、物に対する思い出よりも体験や経験が大切であることを考えることも重要です。

 

物よりも経験や体験自体に価値があることに気づくことで、断捨離をポジティブに捉え、感情的な結びつきを軽減することができます。

 

思い出を大切にしながらも、物への執着から開放して、自由とゆとりを生み出すことも大切なのです。

 

一旦様子見する分類も作る

服を捨てる際に、一旦様子を見る分類を作ることは重要です。

 

この分類では、即座に捨てるのではなく、捨てるつもりだけど一時的に保留する服をまとめておきます。

 

これにより、捨てる決断を急ぎすぎず、後で後悔することを防ぐというわけです。

 

様子を見ている期間中にその服が実際に必要かどうか検討し、適切な判断を下すことができます。

 

この分類があることでいちいち中断せずに服を整理できるため、断捨離のプロセスがより効率的になります。

 

実用的で普遍的な物は残す

服を捨てる際には、実用的で普遍的な物を残すこともいい基準です。

 

流行は一時的であり、その服が時代遅れになる可能性がありますが、普遍的な価値やスタイルは永続的です。

 

例えば、有名なファッションデザイナー、ココ・シャネルの名言「ファッション、流行は廃れる、スタイルは永遠(“Fashion fades, only style remains the same” -Coco Chanel)」

 

この言葉が示すように、流行は廃れますが、良質で普遍的なスタイルは時代を超えても魅力的といえるでしょう。

 

そのため、服を整理する際には、流行に左右されずに長く使える基本的なアイテムや、自分に合ったスタイルの服を優先的に残すことが大切です。

 

これにより、服を捨て過ぎるリスクを軽減し、過剰な消費防止にもなり、確固たるワードローブを構築することにつながります。

 

断捨離は自己啓発のツール

断捨離は、単なる整理整頓の手段に留まらず、自己啓発のツールとしても機能します。

 

服を整理する過程で自分の好みやスタイル、価値観を理解し、本当に必要なものは何かを見極めることができます。

 

また、断捨離をすることで消費行動にも向き合い、必要以上に物を買い求める習慣を改善する機会にもなるはずです。

 

これは、服以外の全ての物や人間関係にも当てはまり、向き合うことで、自分に本当に大事なこと認識するきっかけにもなるでしょう。

 

断捨離は物理的な整理だけでなく、精神的な整理も行うことができるため、自己啓発のプロセスとして重要な役割を果たします。

 

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